RE.STUDIO

2020年2月12日2 分

不快な〝しびれ〟に対するリハビリ

最終更新: 2020年2月22日

脳梗塞や脳出血などにより、脳内に損傷が起こる

と生じるとされる不快な“しびれ”…

あなたも悩まされたことがあるのではないでしょうか?

この不快な“しびれ”を医者やリハビリ職種など医療従事者へ相談したけれど

“そういうものだから”

“上手く付き合っていきましょうね”

と言うように、あまり問題視されず見過ごされることが多いと思います。

脳梗塞後の“しびれ”には、外科的治療、薬物療法などがありますが効果の程は人それぞれ。

どのようなリハビリを行えば良いかも不明確です。

私の臨床経験から言うと、脳梗塞後の“しびれ”は完全とまで行きませんが、軽減または軽快していく方々もいるという事実を知って欲しいと思います。

医療的な対応は当然必要だと思います。それに加えリハビリは欠かせないとも考えています。

大切なのはリハビリの質です!!

マッサージしてもらって、手足を動かして、たくさん歩いて…

といったものではありません。

大切なのは質です!

では、どのようなリハビリしたら良いのでしょうか。

皆さんは麻痺の残る手や足で外の世界を感じることはできますか?

目の前に置かれた布やカーペットの触感の違いを感じ取れますか?

良い方の手で布やカーペットの表面に触れ、その手触り(の記憶)を頼りにして、麻痺の残る手で触ったらこんな感じかな?

とイメージすることはできますか?

人はただロボットのように動くのではありません。

外の世界を知りながら動きます。

だから動くためには、外の世界がどのようなものなを知る必要があります。

滑る氷の上を歩く時って慎重に歩きません?

どの位の力加減でいったら良いかなど。

なので動く為には、気持ちや動くための心の準備が必須となります。

その準備段階ができていない状態で、何か物に触れたり身体を動かすことで、今までとは違う違和感のようなものが痺れになってしまっているのではないでしょうか?

これはあくまでも私の仮説です。

ですが、布やカーペットなどの物に触れ、それぞれの違いを知るために感じる。イメージをするといった手続きの中で痺れが軽減または軽快していく人が多く見受けられました。

もう一度ご自分の動きにくくなってしまった身体を感じてみてはいかがでしょうか?

何か新しい発見があるかもしれません。

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