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1.リハビリ内容

​ 最新の脳神経科学、認知科学などに基づいた新たなリハビリです。

システムアプローチとも呼ばれ、歩く・手を伸ばし物を掴むなどの行為の中で手足の動き方を習得していただきます。

 ヒトは歩く・手を伸ばす時に、さまざまな情報が体に入ってきます。歩く時に例えれば、床に足裏がついている感覚、体重が乗っている感覚、足首が曲がっている感覚など多岐にわたります。また手を伸ばす時も同様に、肩や肘が動く感覚、物に触れる感触などがあります。通常、わたし達はそんなこと気にもとめません。しかし、後遺症のある体では分かりにくくなっていることが大半です。そのため歩く・手を伸ばす前に、こんな感覚が足や手から入って来るという予測を立ててから、手足を動かす必要があります。

 それら外から入って来る情報は多岐にわたり、一度に脳で処理がしきれません。そのため、​様々な道具を使用し、情報を分かりやすくする必要があります。情報が分かり、ご自身でも感じ取れるようになると、いわゆる動くための〝コツ〟を掴むことができます。訓練効果が残りにくい方々も、〝コツ〟を掴むことで記憶にも残りやすく自主トレーニングにもつながりやすい内容となっています。

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