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2.​訓練方法

 疾患の重症度、回復の程度に応じてさまざまな課題を設定することにより、1人1人にあったオーダーメイドのリハビリを実現します。先述した道具を用い体の感じ方について​習得し、ちょうどいい筋出力を発揮できるようになり、パフォーマンスの改善に役立てるという訓練です。

 歩く時、床に足が着くと体重が掛かります。麻痺した足では体重が掛かることが分かりにくいのです(体重が掛かる感覚を〝圧覚〟と言います)。そのような時、硬さの違う3種類の治療用スポンジを用い、それぞれの圧を比べていきます。違いがわかれば、それが情報として脳へ伝わり、歩く時に体重の掛け方が分かるようになります。体重の掛け方が分かると、足首の突っ張りが減り、力の入れ方も自然と習得していることになります。このようにして道具を使い、動きの練習に役立てていきます。

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